香港に行ってきた。中国との往来でこの場所で思い知ったこと。

はじめて行ってきた。

到来の目的は会社と家の往来でもうこれ仕事して人生終わるかもと閉鎖的な思いになり、Naturally7の香港公演があるということでえいやと旅券とチケットを取りすぐ行ってきたものだがそのとき感じたことをだんだん忘れてしまう前にまとめてみることにする。まず香港の今の立ち位置について思うところが多くあった。

 

雨傘運動などのニュースは追ってたけど、

なんとなくの画像だけでは漢字のあり近代的な街並みが広がる為

その違いについては知らないまま訪れてはじめて知ることが多かった。

 

香港と中国は国としてひっくるめるにはとても違う、これが一番思い知り尊重したいと思ったことだ。

香港は今はビザがなく入れるが、中国は今はビザが必要だ(深圳などの特区は別途周遊ビザを現地で申請する)

コロナの水際対策も違っている

デパートでは階の数え方も違う、(香港はイギリスと同じでGround Floorが存在する)

街並みも近隣の深圳と違う

香港では路線バスが通り、路面電車が走る。

地下鉄はオクトパスカードを使い、それらはどの交通機関でも有効だ。

路線図も調べれば当然別のものが参照できる。

一方中国に入境した都市部の深圳ではもちろん地下鉄もあるが車が通り、レンタルサイクルが停泊される。

WeChatやアリペイを使ってトークンをタッチして乗車する。

この電車に乗る為のおもちゃのメダルのようなトークンはかつて訪れた場所として中国国内で遠く離れた成都でも同じことをした。

一番驚いたのは携帯通信で用いたSimカードで現地用に日本から調達したが、それは中国国内用で香港のエリアで使えなくなっていた(これはアマゾンで見る限り途中から非対応になった可能性もある)

これは羅湖という香港と中国をまたぐ堺で切り替える必要がある。

そこでは正式に国を渡るような手続きの連続で、特に日本人として渡航するには午前中を召し上げる手続きを要した。昔バスを載せた電車で渡ったイギリス~フランス間よりコロナ対応もあり時間かかった気がする。運が悪いと入境できないこともあるようだ。

Simは物理的に混濁するエリアがあるのかなーと思っていたが本当にまたいだらバッサリと使えなくなった。その仕組みはどうなってるかも知りたいと感じた。

 

話題を変えて、かつてのデモもあったことでその通りを歩いてみた。

日本で言う新宿、首都高入口や国会議事堂がある場所が混じったようなエリアで、

それこそ大きな人の波でないと人ひとりで横断したり横切ったりするには難しい道路事情も存在した。これを占拠するには、と思いをはせた。

勿論じゃあいがみ合うかというとそうでもなく、

香港市街地では中国の連休にあわせた歓迎の国旗が掲げられていた。

香港にとって商機であることをしっかり活かすためであろう。(含みを持たせればいくらでも考えてしまうが)

 

たった電車で一時間の距離で、だ。

これは自分の済んでいる町だけが、たまたま他の大陸の国にひっついてるようなものに近く、そこで悪人が隣の大国の人が裁いたらどうであろう。デモを隣のエリアから禁じられたらどうだろう。国会議員がそこで決められたらどうであろう。

 

あるいは、今の平和に慣れ切ってる自分であれば

あれよあれよと世の中の決定事に飲まれてしまう可能性もあるのでは。

 

だから言葉として言葉として「Chinese」⇨「Cantonese」

私は中国語がしゃべれないではなく広東語がしゃべれない、と表現しよう。

みたいなことを帰国する前には考えるに至った。